一般社団法人日本工業倶楽部、農業生産法人株式会社銀座ミツバチ、一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会は、環境共生型都市である大手町・丸の内・有楽町地区まちづくりの一環として、本年4月より日本工業倶楽部会館屋上で開始した養蜂で採れた蜂蜜を、街の中で活用するプロジェクト「丸の内ハニープロジェクト」をスタートします。
本プロジェクトは、2006年から都市と自然環境との共生を目指しスタートした都市型養蜂※「銀座ミツバチプロジェクト」を展開している農業生産法人株式会社銀座ミツバチと、大正期より丸の内に本拠を置く経済団体、一般社団法人日本工業倶楽部(一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会会員)が共同で実施。
同倶楽部会館の屋上でセイヨウミツバチの養蜂を行い、採蜜した蜂蜜を、大手町・丸の内・有楽町地区(以下、大丸有地区)の飲食店舗、ホテル等で活用していきます。
プロジェクト開始に先行し、8月8日(土)から「はちみつ専門店 ラベイユ」(丸ビル地下1階)では、「東京丸の内のはちみつ」を発売するほか、8月6日(木)には、当地区のレストランシェフらを招き、この蜂蜜の美味しさをいち早く体感、メニュー開発して頂くことを目的に、メディア初公開となる採蜜作業会を実施しました。
8月以降、順次「東京丸の内のはちみつ」を使ったメニューや商品を発売していきます。
ミツバチは、花粉や蜜を集める際に周辺の植物の受粉を助ける働きが知られており、都心の緑化推進、野鳥や昆虫が増えることによる都市の生態系改善に重要な役割を担うだけでなく、都市住民に環境への意識を向上させる「環境教育」、収穫される蜜を活用したイベントやレストランでの利用等を通じた「地域ブランドづくり」へ貢献することなどが注目されています。
オフィスビルが立ち並ぶビジネスセンターの丸の内で、地区内の街路樹や皇居を含めた近隣地区の花の蜜からできた蜂蜜を、ワーカーや来街者が楽しみ、また当地区や周辺地区の持つ豊富な自然と共生する環境都市、健康都市を目指して展開していきます。
※ミツバチを都心域のビル屋上などで飼育することは、一般的に「ミツバチプロジェクト」と呼ばれ、首都圏だけでなく、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪など全国的に広がりを見せているほか、ホワイトハウス(ワシントンD.C.)、マンハッタン(ニューヨーク市)、オペラ座、エッフェル塔(パリ市)等で取り組まれるなど、都心域で展開されています。